New York


日記は小学一年生以来つけたことがない私ですが、久々のニューヨーク、いつもとちがう刺激があったので日記風に綴ってみました。

ニューヨークは大都会ですが、東京よりも疲れないのはなぜ?といつも思います。

へんに気を使わなくて良いからなんでしょうか?

今回は地下鉄もあまり使わず、毎朝セントラルパークの西側から東側へとおおきな公園を歩いて緑にふれることができたからかもしれません。

6月1日

メイン州を朝6時に出発。うちの古い車ではとてもニューヨークまでもたないのでレンタカーで移動。途中ヒョウが降ってやや焦る。8時間のドライブ後、NY到着。ニューヨークは蒸し暑い。とりあえず荷物/作品を降ろす事と車をチケット切られない安全な場所に止めることに意識100%。期間中居候させてもらっているTomoさんちのにゃんこたちの姿が見えず、ちょっと心配していたが、夜になって現れてほっとする。

6月2日

個展のセッティングは個展のオープニング当日の朝。ここではじめておちついて自分の作品を見る心境。土壇場に強いSaraの綱渡りキャリアを感じさせられる。けど私はまだマシな方だと褒められた。(箱から開けて当日プライスリスト作ったりする作家さんもいたそう。)メインから持ってきた野草が利いた。オープニングまで時間があったのでお店でぼんやりしていたら、いつの間にやら人だかり。あっという間に2時間が過ぎ去った。残念ながらお酒はあまり飲めなかったけど人に酔った。気付かないうちに作品に赤丸がついていた。流石、SARA、スタッフもセールスお上手!感謝!打ち上げは一風堂で。マンハッタンで博多の味。不思議でした。

6月3日

午前中はMETでAlxander McQueenの展示会を見た。”You’ve got to know the rules to break them. That’s what I am here for, to demolish the rule, to keep the tradition”(決まり事を破るにはその規則を知っておく必要がある。伝統を守る為にルールをくつがえす、それが自分のやっていること。)という彼の言葉が心に残った。私の好きなタイプのファッションではないにしろ、人間の身体の構造と動き、それに反応する衣類の質やカッティングの技を把握しているテクニシャンだと感じさせられた。ファッションデザイナーというよりもむしろ、彼はパフォーマンスアーティストだとおもった。プロモーションビデオがおもしろかった。ファッションは人間の第二の皮膚、という言葉もあるように、『エモーション』がファッションに取り入れられた作品だとおもった。けれど最後の方の作品はちょっと無理してるように感じられた。最後は自殺。天才はなぜいつも自殺に至るのだろう。午後はJoan Murvissさんのギャラリーにご挨拶。秋山陽氏の作品がまだ展示されていたりして?とわずかな期待をふまえつつ、けどひとつも見れなくて残念。完売だったらしい。アメリカ人のコレクターは一昔前まで中身だけとって木箱を捨てていたけど、最近になって箱書きの重要さがわかってきたらしく、それはいいけど、どでかい作品つくる現代アートの作家さんにも木箱を注文しているらしい。クレーン車が必要なくらい大きい作品を木箱に入れたり出したりすると余計に壊れたりするリスクがあるのではないか?アメリカ人、ようわからんわ。ギャラリーで出してくれたエスプレッソが美味でした。遠慮しなくてよかった。

6月4日

キッチンの隅に置かれた有次の包丁と砥石が密かに(忘れないでね)と主張している。留守中に包丁を研ぐこととネコのお世話をすることが居候させていただく交換条件だったので、朝からtomoさんの包丁を研ぐ。午後はピエールさんとケイコさんのご自宅に招待していただいた。ピエールさんはニューヨークのロフトの屋上に日本庭園とお茶室を作ったりしたことで、日本のテレビにも紹介されるほどちょっと変わった人。茶歴12年。『ゲリラtea』という一期一会のコンセプトと組み立て式の四角い空間を担いでパフォーマンスアーティスト/写真家として世界中を駆け巡っている。ピエールさんと彼の友だちで建てたらしい小間で頂いたお茶と空気は心地よかった。4畳半という空間よりも畳2枚のスペースがより親近感が感じられた。自分もこういうお茶室欲しいとおもった。お茶を頂いた後にワインまでごちそうになり話が弾んでおもわず長居してしまった。とても贅沢な時間でした。

6月5日

朝からイタリア街の『di palo』に繰り出す。いつもtomoさんがお土産に持って来てくれていたパルメジャーノとサラミソーセージを買いだめするため。葉っぱでくるんだ水牛のモッツァレラ、まじで欲しいんですけど、、、長旅にはもたないので泣く泣くあきらめる。その後10時に地下鉄7番線のホームで待ち合わせ。友だちとFlushing(クイーンズ)の中華街に繰り出す。マンハッタンの中華街より味が良いらしい。案内役は大学時代の友だちのTamとその旦那、AL. Tamはベトナム系、Al は台湾系アメリカ人、二人とも舌は肥えているしガゼットとかの評価なんかにたやすく騙されないスノッブな舌の持ち主。だから気が合う。まず最初に小龍包屋さんへ直行。豆乳のスープ、優しい味でした。小龍包も猫舌じゃなくてほんとよかった、と思う瞬間。もっと食べたいのを我慢して、今度は道をわたってまた別のお店。ここは羊が美味しいんだよとTamが一押し。なるほど、こんな味、食べた事無いですけど!の経験でした。味付けしてある羊のリブを衣で揚げてその上にクミンとか黒ごまとかスパイスがたんまりふりかけてある。ややインド的な味。やはり中国の食文化は幅広いと感心。デザートはモールの中で台湾式かき氷。タピオカジュースも帰りの電車の中用に。他にもいろいろアジアン系の食べ物屋さんでぎっしり。けどなぜかその中にまじってgreen mountain coffeeがあるのか意味不明。スーパーにも寄りたかったけど時間切れ。ああ、出来る事ならマンハッタン、まだ戻りたくないんですけど。午後にsaraにちょっとだけ顔を出す。夜は夜でお客さんに近所のイタリアンへ連れて行ってもらった。ポルチーニとフェンネルルートとアーティチョークのサラダが美味!生涯食べた中でもtop3には入ると思えるイタリアン!でした。食い倒れツアー的な一日で五体満足でした。

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