異国で生活していて思うこと


アメリカ人の口癖で、“That’s interesting!”をよく耳にするが、それは相手が自分に興味を示している、とおもったらとんでもない勘違いだ。

どう反応していいのか困ってしまい、とりあえず、

『ほほう、なるほどですね。』と、その場を切り抜けるシチュエーションに使われていることが多い。

それとよく似た言葉で

“I’ll call you”や

“Let’s do lunch sometime”

もアメリカ式の逃げ台詞。

京都の『ぶぶ漬けでもいかが?』と似てるような気がする。

よく、京都人は口先だけで腹黒い、と批判されがちだが、それは空気を読めない田舎もんが悪い、と京都人はせせら笑うだろう。

話はもどるが、もともと“I’ll call you”を仕事上でも信用出来ないので、電話がニガテな私も必要な時は自分から積極的に電話することにしている。一度、仕事にどうしても必要な機材を注文したのだが一向に相手からの連絡がなく、きっと相手も忙しいのだろう、とずっと我慢していたのが、いくら待っても連絡がないので一体どうなっているのかとこちらから電話したら、間の抜けた声で『え?そんな注文ありましたっけ?もしかして、あなたがキャンセルしたんじゃないですか?』という言葉がかえってきてキレたことがある。

日本ではありえないと思った。

『ご迷惑をおかけいたしまして申し訳ありません。今すぐお調べいたします。』とまず先きに謝るはずだ。

それ以来、なにか注文する度に積極的に確認をとりまくっている。相手にしつこいとおもわれても、アメリカだとこれくらいでちょうど良い気がする。

もともとお互いが信用できていないので、契約書なんかが必要になっている文化なんだとおもう。そして契約書もあんまり意味のない紙切れになってしまうケースも多いらしい。だから弁護士がわんさといる。アメリカ人はなんでもっと信用を得る努力をしないのだろう?

アメリカにずっと住んでいたときはこの風潮に慣れっこになっていたけれど、日本から戻って間もない時期はよく愚痴っぽくなってしまう。

サービス業にかけては日本に勝る国はないとおもう。

日本の店員はほんの5メートルでも移動する時は小走りになるほど、『時は金なり』もしくは『客を待たせるのは罪!』の精神が浸透している。

私もおおいにせっかちな人間なので『そんなに死に急ぐように慌てふためかんでもええやんけ』的な地中海文化圏に住んでいたりしたら逆にストレス死にしていたかもしれない。

ここ半世紀アメリカの背中を見ながら成長してきたニッポン。アメリカと似たような社会問題も増えつつあるが、せめて勤勉でおひとよしな文化だけは残ってほしいとおもう。

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