ゆりかご鉢 白

ふたつのボウルを合体させて出来た鉢。実はこれもmonohanakoのロングラン。時代と共に変化して参りました。初期のものはエイリアンみたいな脚が３つ付いていました。その後、敢えてゆらゆらとした動きも楽しめるような形、「そうだ！ゆりかごにしよう！」と脚を取っ払いました。丸みを強調した百合の様な形状だった時期もありました。ただ丸みがありすぎて重力に対し不安定な時もあり、勢い余ってゴロン！と倒れそうになったり(！) 今は淵を強調した、こんな感じです。ゴロン、と倒れそうになることもありません。

白い器は清潔感があり、どんな食材やインテリアや他の器との組み合わせにも合います。正統派。白は白でも同じ白はありません。(どの色にしてもそうですが。) クリーミーな白やちょっとグレーっぽい白や、時にはピンクがかった白もあります。私はそんなアンニュイな世界も柔らかくて好きな要素です。

白い器は水に浸けると釉薬の表目上にある貫入が浮き上がって来る場合があります。貫入は表目上の亀裂で器自体が割れていることではありません。

手作りの器はひとつひとつ、サイズや色、または質感に若干違いがあり、焼成によって光沢のあるもの、ザラつきやゆがみがあったり、それぞれの表情に個性があります。ご了承ください。使うことにより手に馴染み、愛着が湧く器、ぜひお楽しみください。