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くせもの好き

クミンが好き。

結婚したいくらいに好き。

もし子供がいたらきっとクミンと名前をつけていただろう、くらいに好き。

コリアンダーもバジルも大好きだし、パクチーも名前がマヌケなわりにはハイセンスな味だと、いくらでも食べてしまえる。ようするに、クセのあるのが自分は好きなのだと理解している。主張がはっきりしていても、シナモンみたいに媚びてないところがいい。

臭いものも大好き。以前『イギリス人の足』という名前にそそられて食べてみたフランスのチーズ、それなりに美味しかったけど名前程臭くなくちょっと期待はずれだった。

ナポレオンがジョセフィーヌに恋い焦がれていた時、彼女の美貌よりも体臭がたまらなく好きで、彼女に二週間風呂に入らないで欲しい、というリクエストをしたそうだが、言ってみれば私のクセモノ好きも同じような感覚なのだろうか?

一度、マンハッタンの郊外、Flushingで食べた中国東北料理店?で、クミンをこれでもか!とまぶしてあった羊の肉を食べたことがあるが、そりゃあもう、エクスタシーな味だった。

最近、とても美味しいかんころ(切干大根)を見つけた。これをちょっと固めに水に戻し、(噛んでぽりぽりとタクアンのような歯触りくらい)豚肉/ベーコンと一緒に炒め(トマトを入れてもコクが出てよし、)それをバターと塩とクミンで味付けすると、日本の食材なのに異国へタイムトリップした気持ちになって最近のお気に入り一品。異国の味なのに懐かしい。そんな味。[/vc_column_text][/vc_column]

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ROOTS

先日、久しぶりに唐津のとあるレストランにいったら韓国の方が大勢いらっしゃってました。私の後ろから聞こえてくる会話がなんとなく九州弁に聞こえてしまい、そうかそうか、『おいしかヨ〜』といっているのか、とか、はたまた『ナマダヨ〜』と聞こえたり。勝手に彼らの会話を想像して楽しんでおりました。そういえば、以前五島に行った時も、フェリーの中で大きな声で話しているひとたちがいて、ほぅ、韓国の人も五島へいくのだな

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