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アメリカ人は話す事がうまいとおもう。

たいていがリップサービスなのかもしれないけど、絶妙なタイミングと巧みな言葉選びで相手を気持ち良く、その気にさせるのは才能だとおもう。

アメリカの大統領や(ジョージ ブッシュ氏は例外として、笑)世の中のトップにたつ人はたいていスピーチがうまい。

声の調子、言葉のリズム、ユーモアも、いかに聴衆を惹き付けるかの重要なポイントだ。アメリカ社会ではスピーチがうまくないと出世できない、と言っても過言ではないようだ。

今はちょっと人気が落ちているオバマ大統領の”yes we can”スピーチは何度聞いても泣ける。言葉のリズム、誰にでもわかる難しくない言葉で説得力のある、心に響く話しぶりは今聞いても胸が震える。

彼が何を言っているのかわからなくてもいいような気さえする。

彼のスピーチは音楽のようでもあり、リズムに酔ってしまうなにかがある。

Sonic vs. Taste. T. が “yes we can” のスピーチをHouse ヴァージョンでリミックスしたが、BPM(分拍数)は128。心拍数でいうと興奮している時、または興奮を促すテンポである。こういうことも政治家は計算しているとしたらすごいと思う。日本の政治家もこういう面からももっとお勉強しなきゃいけないのでは?

自分は昔ならではの日本人気質の親の影響なのか、人前でべらべらとしゃべりまくる人間をなんとなく信用できなかったり軽視するようなところもあり、どことなくシャイでどちらかというと社交性に欠けているタイプの人間を個人的には好むような気もするが、やっぱり相手の事を気にかけて(サービス精神の旺盛な性質による)人を笑わせたり出来る人は偉いなあとおもう。

自分は話すことがあまり得意ではないし、自分でもキモイとおもうほど舌足らずな声なので、話しぶりがいい人にはあこがれる。

声が良い人にも憧れる。それだけでも充分に魅力的で、自分とは格の違う人間だと贔屓目にみてしまう。

声に品があって聡明な人にはそれだけで子犬になったような気分になる。

ラジオのトークショーのホストに何度胸をときめかされたことか。。。

でも実物の顔写真をみてガックリ来た経験も多いので、なるべく顔写真にはふれないことにしている。

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