馬上杯



お碗なのか、それともカップなのか、どちらでもいいけど、なんだか不思議で特別な感じがした。大人たちはそれにイカの塩からとか塩ウニとか、このわたとか彼らにとって特別なたべものを入れて、それを大事にもったいぶってちょっぴりずつ食べている。それがとても特別な儀式に見えて自分もああやって特別なことを楽しめるおとなに早くなりたいもんだと思っていた。

なぜ馬上杯というのか、小学生になって漢字を知って意味がわかった。

これは『いざ、勝負!』ってときに使う物だと。

そうです、馬上杯とは勝負器なのです。

それは小さくても威力を発揮する。

なにげに他の器よりも立ち位置を高くしているこましゃくれたヤツなのです。

ちょうどハイヒールをはいた女性のように。

倒れやすい、という弱点もありますが、そこも気を引き締めさせるポイントでもあります。

ほんのこないだまでハイヒールブーツが流行り、それがいろんな事故にもつながる『とても危険なもの』と世の中の問題として取り上げられていましたが、危険性ばかりを心配しすぎていてはおしゃれは楽しめないのは器使いもおんなじです。

今日は勝負!って時に背の高い器を一つ使ってみるだけで気分はいつもと変わる筈。たとえそれがいつもたべているお漬物や納豆なんかでも。

そういえばユダヤの結婚式では夫婦の誓を言った後でゴブレットを割る儀式があるみたいですが、映画とかでみるシーンでももったいない!とおもってしまうのは私だけでしょうか?

馬上杯は言うまでもなく、カクテルグラスとしても使えます。

うちの近所にワイナリーがあるのだけど、実はそこで作られているジンがかなり美味いのにびっくり。寒いところで作られたジンやヴォッカの方がとろけるように美味しいのはなぜだろう?マティーニが美味し過ぎてたまらない、たまらない。とても危険、危険。

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