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2級の営業力

先日、『ズバ抜け営業力診断』というテストをやってみたら ズバリ、『2級』という結果だった。笑

自分はエスキモーに冷凍庫を売りつけることができる図々しいタイプの人間だとおもっていたが、ちょっと自分を過信していたようだ。

母は呉服屋の娘で小さい頃から商売人の環境で育っていたので常日頃から『お客様は神様』というメンタリティーが骨身に染み付いており、どんなに忙しくても自分の身を削ってでもお客様を接待することができるすばらしい営業マンである。母のうちはいつもだれがきてもいいようにきちんと整理整頓されており、ポットには熱いお湯が用意してある。それなのに自分は末っ子でしかも忘れられた頃に生まれてきたからか、母の立派な遺伝子は自分には行き届かなかったようだ。

自分は忙しい時に訪問客がくると『今来られてもこまるんですけどね』的目つきをあからさまにしてしまう馬鹿正直な人間なので出世しない。 だいたい、アポなしでくるやつがあるか!とすぐプリっとしてしまう。

スジのある営業マンであればそうは思わない。

よくぞこんな遠くまできてくれました、とお茶をもてなし、丁寧に作品の説明をし、ちょっともったいぶってこれが最近の自信作なんですよ、と自分の作品を売り込み、そしてお客様が帰る前にはちゃっかり住所録にサインをしてもらうことも忘れずにやってのけ、『やっぱり行ってよかったね』と客に思わせることができるだろう。

わかっちゃいるが、忙しいとそうはいかない。 一分一秒を争って制作しているときにだれかくると 勝手にしてね、と無理矢理展示室に閉じ込めてしまう。 ある種のマゾ的人間にはそういう放置プレーが喜ばれるが、たいていの人間は戸惑ってしまうはずだ。こちらの状況も知らずにきてしまったお客さんも飛んで火にいる夏の虫状態で、そしてお互いに気まず〜い心情になってしまう。とほほ。

友だちに花ちゃんは社長タイプだね、と言われたことがある。 社長=偉い人と勘違いして一瞬喜んだが、言い換えれば営業へたくそと言われたのか?

実際、企画能力はあるのだけど。

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