先日、九州博物館のボストン美術館コレクションを観にいった。観光バスとかでどどっとくるお客さんで、人混み爆発中で見る前から疲れた。岡倉天心、意外なお顔だった。
仏画がなかなよかった。御釈迦様やゾウの神様とかの指先や目つきが色っぽかった。表装もグー。
日本人が見捨てた美術を、海外で保護されたところが皮肉でもある。
一番気に入ったのは鎌倉時代の四天王像。
ところどころ色が剥げてて、でもそれが逆に味があって良かった。
古くて良いものは時代を経てもモダンな感じがある。
時代を経ているからこそ良いのかもしれない。
そこには枯れた美しさがある。
やきものでも同じことが言えるんじゃないか。
古唐津とか、味があって良いと思えるのも、時と共に使いならされてからこその美しさがあるとおもう。
自分が生きる時間は短いスパンだけど、大事に使いながら育てていきたいのもがある。
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