バレンタインデーというと日本じゃ女の子がこぞってデパートへ繰り出し、好きな人の為に命がけで一番スペシャルなチョコをゲットする、という日だけど、あまのじゃくの私はなんだか商業臭い気がして、もともとこの日が好きではなかった。しかも、日本の場合は女性が男性に愛を注ぎ、チョコを貰った男は一ヶ月も経って忘れた頃にその相手にお返しをする。お返しといってもマシュマロ。だれが世の中にそんなもんほしいとおもっている人いるか?しかも女性が受ける愛は貢ぎものをした場合だけ、という条件付き。そもそもかなりおかしいのではないかとおもっていた。これは男尊女卑の日本ならでわのカルチャーなのではないか。それに、モテない男性を可愛そうだとおもって『義理チョコ』というものまで発明され、ますますひとにへんな気を使わせている社会システムになっている。
アメリカに行って驚いたことは、バレンタインは女性だけが愛を告白する日ではなく、男性からも平等に愛を贈ることができるのだ。しかも贈り物はチョコレートではなく、薔薇の花とかシャンパンとか、いかにも派手好きな西洋人なれでわの習慣がある。アメリカにも、なぜこの日だけ特別に愛を感じなければならないのか、おかしい。と思っている人たちもたくさんいるが、やりたければ誰しも平等に愛を贈ることが出来ることについて私は文句は言わない。
好きな人に愛を贈るのは悪いことではないので、友だちや母にもチョコを贈ることにしている。母は今迄女性からバレンタインにチョコをもらったことはなかったので、へえ!いいの、こんなの!とたまげていたが、もともと甘いもの好きなのでそれ以上つべこべ言わなかった。私は酒好きなので甘いもんはあんまり食べない。ほんとのチョコ好きならばカカオが濃厚なダークチョコを好むらしいが、私は鼻血が出そうなのであんまりそういうチョコは食べない。どちらかというとホワイトチョコ、いわゆる、ほんとのチョコ好きから言わせるとヘナチョコが好み。
チロルチョコは子供の頃を思い出すので好きなアイテムの一つ。これをもらうと子犬のように喜んでしまう。Pも私もお互いに同じプレゼントを選んでいたので笑った。
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