やさしい春の味


なので空気が和らぐととたんに外に出て行きたい気分に駆られおもわず散歩に出かけた。

ふきのとうを探すころはまだ冷たかった空気もだいぶほころんでいる。

先日椿の花を切りにいった時にちょっと気になってはいたのだが、散歩道の途中に緑の絨緞がある。元気の良いひよこ草が生い茂っている。

ひよこ草はこどものころチャボを飼っていたときに食べさせていた。

みかん畑の下にたくさん茂っているのをむしりとって、手についた緑色の匂いをどうしていいかわからなく、ズボンにこすりつけていた。

ヒヨコが美味しそうに食べているのを眺めては満足していた。

けど、子供のころはそんなに食意地がはっていたわけでもなかったので自分も一緒に食べてみようとはおもわなかった。

日本では正月には七草粥を食べる風習があり、このひよこ草(ハコベ)もその七草の一つなのだけど、どういうわけか田舎に育っておりながら生涯一度も食べた経験がない。

けれど、今日の私の胃袋は違った。正月でもないのに、なぜかこのひよこ草をみたとたんに美味しそう!食べてみたい!と直感した。

サラダで食べるか、お浸しにするかまよったけど、結局さっと湯がくことにした。鉄分を含む味、それにシャキシャキ感がとても良い。湯で豚と納豆とひよこ草を醤油とごま油と塩麹で和えて、キャベツの湯で葉で巻いて食べる。焼酎との相性抜群。今まで鳥のエサとおもっていたひよこ草。なかなかいける味だった。

お浸し、サラダ、白和え、パスタ、スープ、活用法はかなりあるような予感。これから散歩の頻度も増えるに違いない。

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