今回の原発の説明会において、九電のやらせメールが発覚したことで玄海原発再稼働にとりあえずストップがかかってよかったです。でも安心はできません、一号機がまだ動いてますから。今のうちに反モードを濃くして是非ともすべて廃炉にしてほしいとおもっています。玄海が脱原発に成功するとなし崩しに全国に広まると信じています。
玄海原発反対にご協力を御願い致します!
自分はアメリカにいるから、日本の社会と比較しがちで、アメリカはよくこれまでの短い歴史の中で変化を遂げた国だと(良きも悪きも)と感心させられます。ここ最近迄有色人種に対する差別がひどかった国に黒人の大統領が生まれたのです。アメリカ人はおもっていることを声に出す事をおしまないので、改革が可能になったのだとおもいます。
New York Times誌で玄海原発に関するニュースを読みました。私が一番気になったところが、住民の声が低い、という指摘でした。日本人は反発することを好まないし、出る釘は打たれる、という社会が今の状況から抜け出ることを困難にさせている気がします。日本人の慎しまやかでどんな状況にもじっと我慢して耐える精神が今裏目にでてるとおもいます。人々はもっと声に出す事が必要だとおもいます。
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けど今後政府が情報を管理する、という噂もあります。コワいですね、まさに戦争時代です。
企業家も政治家も、そしてなによりも国民がしっかりと時代を直視する必要があるとおもいます。時代は変わるしイデオロギーも必然的に変わるのです。
昭和(戦後)のイデオロギー:お金やエネルギーの無駄遣いが豊かさのシンボル=既に古い考え
昭和の代表キャラクター:鉄腕アトム、ドラえもん(みんな原発で生まれている!)
平成のイデオロギー:エコな生活(エコノミック&エコロジカル)が時代のブーム=本当の豊かさとは何かを人々は考え、精神的なゆとりを求めはじめている
平成の代表キャラクター:ポケモン(常に進化して再生しているところがおもしろい)
一度住み慣れた環境に浸ってしまうと人々は変化を求めません。
けれど、考えてみると人間ほど時代や環境の変化に対応できる生き物はいないのです。だからこそ人間がこの地球上で長い歴史をたどることができたとも言えます。アメリカでも私が最初に住んでたころはガソリンがとてつもなく安くて、それが戦争とかの影響でガソリンが3倍とかに跳ね上がって『これじゃ生活出来ない!』とわめいていた人がけっこういたけど、結果的に(ガソリンのせいで)生活出来てない人はいないし、逆にエコカー買う人も増えたし、むだにガソリン使う人も少なくなってよいことだったのではとおもっています。外食するお金がないから自分でお弁当つくる人も増えて来たし。やればどうにでもどうにかなるんです。私は政治家の意識を変えるより、まずは国民の意識から改革すべきだとおもっています。悲しいかな、根本的な問題に目を向ける事はせずに、目先のことしか考えない人がいて、暑いからはやくクーラーがつかえるようになりたい、九電に早く原発動かしてもらわないと、とぶつくさ言ってるような人もいるのです。そういう人たちがまだ沢山いるってこと自体が一番あぶないことではないかとおもいます。世の中の問題は政治家や企業家だけでなく、国民のひとりひとりの責任だとおもいます。
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