Jun 16, 2011五月とくれば「5月っていうと『青春』とか『ハツラツ』とか『さわやかの代名詞』だよね。」とある人が言っていたが、私には『5月』とくれば『ジントニック』が枕詞である。もうここですでに彼女と品格の差がでていることは言うまでもない。 しかしですね。このさわやかなほんのりと甘いジントニックの味は...
Jun 16, 2011自然のちからもう昨年のことになるが、ようやくはじめて自分の城を構えて以来、脇目もふらず、ただ一直線に突っ走っていた。一瞬たりとも休まず全力疾走で。ある日、あまりの神経衰弱にこれではまずいと思い、気分転換に近所の山道を散歩する事にした。曲がり角の木の枝には新緑の葉がちょうど開いたばかりだ...
Jun 16, 2011クレソン大国かつて青山の紀伊国屋で『一束300円』というクレソンを目にしたときはぶったまげたが、ここ見借の地ではクレソン=単なる雑草、なのである。近所の農家のおじさんが、『あんたたち、こんな草なんか摘んでどうするの?』とでもいうように怪訝そうに私たちを横目で眺めている。ここはクレソン大...
Jun 16, 2011春の夜中のめっけもん夜中に見た。彼らの姿を。その夜は裏道をとろとろと運転しながら月光に薄明るく照らされている小道を辿っていた。少し酔っているとはいえ(だから裏道を通っている)カーブを曲がる直前だったとはいえ、瞬時に私はその姿を見逃さなかった。『や、や、奴らにちがいない!』翌日、さっそくその場所...
Jun 16, 2011テレビの無い家3月も中旬、空気がずいぶん柔らかくなった。もうすぐワラビが出てくるはずだ。 ワラビとなると毎回思い出すエピソードがある。ちいさいころ、うちにはテレビがなかった。幼稚園や小学生の時、まわりの友達がテレビの話で盛り上がっている時、いっしょに話について行けない自分がやるせなかった...
Jun 16, 2011ライスorご飯先日神社通りを歩いていて思い出した。昔この辺にあった『ステーキハウス蜂。』こどもの頃の贅沢だった。まだ昭和だったあの頃。田舎ではフォークとナイフでの食事を味わうのはレストランだけ。と限られていた。おめかしして、緊張して、よそ行きの顔で出向いた。蝶ネクタイをしたボーイさんがテ...
Jun 16, 2011甘夏マーマレード「おすそわけ」をいただくととても心が暖まる。仰々しい贈り物より勝るものがある。今、一番の幸せを、おいしさを、あなたと共感したくて。という気持ちが伝わる。 先日親しい友人からメールがやって来た。『今日、めちゃくちゃヒマで、患者さんからもらった甘夏でマーマレードを作ったんだけど...